AndroidからiPhoneへ連絡先移行

2024-12-19

Android iPhone

関連記事
  1. iPhone 15 へ2台MNP
  2. iPhoneの連絡先一括削除
参考情報

関連記事1に書いたように、AndroidからiPhone15にMNPした。もう3週間以上たつのにまだ移行せずのたのたしているのだが、今日思い立って、連絡先を移行してみた。それだけなのだが、それなりに苦労したので、記載しておく。

苦労したポイント
  1. クラウドを使わない
    人間が古いので、連絡先情報をクラウドにあげたくないと思っている。特にiPhoneは何かとクラウド(iCloud)との同期前提な感じが強く、検索してもほとんどiCloudを使う方法しかでてこない
  2. vcf(vcard)ファイルのエクスポート/インポートと失敗
    なぜか、全部読み込まれなかった。なんとなく傾向を探って、一部の連絡先を削除したら読み込めた
作業詳細
  1. クラウドを使わない
    iPhone15(iOS 18.1.1にアップデート済み)の連絡先アプリを開くと、リスト→iCloud→iCloudのすべて(0)、と表示されている。開くと(新品なので連絡先はなく)追加等があるが、これだとiCloudに同期されそう。「リストを追加」をしても、iCloudの下にできるだけ
    設定→ユーザー名→iCloud→iCloudに保存済み→連絡先をOffに
    この状態で連絡先アプリを開くと、リスト→iPhone→iPhoneのすべて(0)に変わっていた。この状態で取り込めば、端末に保存されるはず
    ついでにメール、カレンダー以外のいろんな同期もオフにした
  2. vcf(vcard)ファイルのエクスポート/インポートと失敗
    クラウドを使わない方法を調べていると、Androidの連絡先からvcfファイルをエクスポートして、メールに添付して送付、iPhoneのメールアプリで添付ファイルを開くと取り込めるとあった。
    1. Android:連絡先アプリ→右上の点々→設定→連絡先のインポート/エクスポート→本体メモリにエクスポート→すべての連絡先→ファイル名、フォルダを指定して保存
      普段あまり意識しないと思うが、Androidの連絡先は(も?)保存先が端末、Googleドライブ、SIM等分かれている。すべての連絡先というのはそれらすべてという事。書き出されたvcfファイルにはその情報はないらしく、一度書き出して読み込み直すと、読み込むときに選んだ保存先に全て保存される
    2. メールに添付するとかPCを経由する等で、vcfファイルをiPhoneに取り込む
    3. iPhone:ファイルアプリ(メールアプリ)→vcfファイルをタップ(1件目の連絡先が表示される)→左下のアップロードアイコンをタップ→ポップアップするアプリのリストから連絡先をタップ(**件すべての連絡先を追加と連絡先の一覧が表示される)→ 保存
      これで、iPhoneのすべて(**件数)になり、端末に取り込まれている(はず)
    なのだが、エクスポートした件数が273件なのに対し、インポートされた件数が178件(うろ覚え)だった。不足分を手入力するには多すぎる。保存はせずに一旦キャンセル
  3. vcfファイルの修正
    参考情報1によると、vcfファイルに不具合があると、そこから後すべてが読み込まれない事があるようだ。
    vcfファイルはテキストファイルなので、エディターで開いてみてみる。
    ただ、日本語のところは、"CHARSET=UTF-8;ENCODING=QUOTED-PRINTABLE"となっていてどのデータだがわからない(地道に電話番号で検索して見比べればわかるだろうけど)。
    見やすくするために、参考情報2,3を参考に、nkfというツールを使って日本語に変換する
    1. nkf.exe nkf32.dll Windows用をダウンロード、展開
    2. \nkfwin\vc2005\win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7)Windows-31J\nkf32.exeとvcfファイルを適当なフォルダにコピー(D:\tmpにした)
    3. 2のフォルダでcmdを開く
    4. nkf32.exe -mQ Contacts-2024-12-19.vcf > Contacts-2024-12-19_SJIS.vcf
      Contacts*のところはvcfファイルのファイル名
    これでエディターで読めるようになるので見ていく。iPhoneでインポートしたものと見比べていくと、ここから後がインポートされていないというところが見つかった。
    ところでAndroidでは連絡先にg電話帳というアプリを使っていた(すでにGoogle Playからなくなってしまっている)。これにはグループという概念があり、連絡先を分類できる。どうも、「Skype for Business の連絡先」というグループになっているところがおかしい模様。どこがおかしいかはわからないが、そのグループの連絡先を全て削除してやり直してみた。259件のエクスポート数に対して、インポートされたのは258件。まだ1件おかしいが、必要なら手入力修正することにした。
    なお、「Skype for Business の連絡先」がなぜできてしまったのかは不明なのだが、ある時急に同期されてしまった。でもskypeに登録されていた全部じゃないしどういうことだか。とにかく勝手にできたものなので不要なものだった。
    また、g連絡先のエクスポートはcsvなのだが、グループ以外の項目はAndroidの連絡先と同期されているので、エクスポートはAndroidの連絡先でおこなった
おまけ
g電話帳をいじっていたら、名前の読み仮名を全角平仮名、全角カタカナ、半角カタカナで変換できる機能がついているのをみつけた。ガラケーのころから引き継いできた連絡先なので、半角カナが使われていてなんとなく気持ち悪いと思っていたので、この機会に変換することにした。
個別の連絡先を開く→連絡先を編集→名前の読み仮名の左付近にある全↔半というアイコンを何度かクリック
すれば変換できる。50件ぐらいやったところで、一括変換できないのかと思って探してみたらあった。
左上のメニュー(横線3本)→(下の方の)一括処理→Onをタップして全て選択→フリガナ変換→変換したいもの(全角平仮名、全角カタカナ、半角カタカナ)を選ぶ
で一括変換できた。
これを上記と同様に処理して、iPhoneへ取り込んだ。
取り込む前に、その前に取り込んだ連絡先を一括削除したのだが、その方法は関連記事2参照

おまけ2
2年後にはまたAndroidに戻る気がする。その時また苦労しそうな予感がする。
その時変更点が分かるように、移行した直後のiPhoneの連絡先のデータをエクスポートしておいた。
連絡先→iPhoneのすべてを長押し→書き出す→すべての項目を選ぶ
エディタで開いてみると、日本語がベタ打ちされていた。次にAndroidで読み込むとき、大丈夫なのだろうか…。