水出しコーヒー器(ウォータードリッパー)を自作した。
1年半程前にたまたま入ったコーヒー店で、水出しコーヒーというものを飲んだ。私はあまりコーヒーは好きではなく普段は飲まないが、それは滑らかでおいしいと思った。どうやって作るのか聞いたところ、一晩かけてゆっくり抽出するとの事。機器は飾ってあって何やら複雑な形をしていたが、つまるところ、コーヒー豆の上から水をゆっくり滴下するもののようだ。その時撮った写真。
帰って検索すると、安いものでも二万円弱ぐらいするようだ(上記写真の物は15万円)。それ以来自作を考えていた。最近たまたま入ったカフェで水出しコーヒーを飲み気分が盛り上がったので、お盆休み(構想は1月ぐらい前から)に自作した。
なお、水出しコーヒーは、ダッチコーヒーともいうようだ。滴下して淹れる方法と、水に漬けておく方法があるようだが、ここでは滴下用のものを作った。そうじゃないと面白くないし。
構想(滴下部分)
感想
余談
1年半程前にたまたま入ったコーヒー店で、水出しコーヒーというものを飲んだ。私はあまりコーヒーは好きではなく普段は飲まないが、それは滑らかでおいしいと思った。どうやって作るのか聞いたところ、一晩かけてゆっくり抽出するとの事。機器は飾ってあって何やら複雑な形をしていたが、つまるところ、コーヒー豆の上から水をゆっくり滴下するもののようだ。その時撮った写真。
帰って検索すると、安いものでも二万円弱ぐらいするようだ(上記写真の物は15万円)。それ以来自作を考えていた。最近たまたま入ったカフェで水出しコーヒーを飲み気分が盛り上がったので、お盆休み(構想は1月ぐらい前から)に自作した。
なお、水出しコーヒーは、ダッチコーヒーともいうようだ。滴下して淹れる方法と、水に漬けておく方法があるようだが、ここでは滴下用のものを作った。そうじゃないと面白くないし。
構想(滴下部分)
- 素焼きの水やり器
最初に考えたのは、100円ショップにある素焼きの水やり器。鉢植えなどに挿しておいて、継続的に水を与えるもの(実際役立つかどうかは不明)。
どうやって給水するかという課題はあるが、試しに購入してみた。水を入れてコップに立てかけておいたが、中身はなくなっても、コップに水はたまってなかった。表面全体から蒸発してしまうらしい。NG。 - 滴下漏斗(分液漏斗)
例えば、こんなもの。理科実験用の器具でなんかありそうと思って検索していて見つけた。
かっこいい。でも、日常使用するには割りそう。一旦見送り。 - 金魚エアー用コック
水だしコーヒー、自作、で検索してみると、やっぱり自作している人がいて、金魚エアー用のコックをペットボトルの蓋につけて作っていた。近所のホームセンターでは見つけられなかったが、先日帰省した折にいったホームセンターで購入し、試してみることにした。
- 金魚のエアー用コック。NISSO 一方コック AQ-117。250円ぐらい。ホームセンター
- Oリング。水道の補修用品。内径φ4.8。SANEI PP50-5。130円ぐらい。ホームセンター
- MDFボード 200mm x 400mm x 2枚。108円 x 2。100円ショップ
- 丸棒 φ15 x 910mm x 2本。108円 x 2。100円ショップ
- 木ダボ 4本。家にあったもの。
- コースレッド(木ネジ) 8本。家にあったもの。
- コーヒーポット。家にあったもの。
- コーヒードリッパー。家にあったもの。
- 電動ドライバードリル
- ドリルビット
- ジグソー
- やすり
- MDFボードを半分(200mm x 200mm)に切断
- MDFボードに穴あけ。コンパスでしるしをつけて、ジグソーでくりぬき。やすりで仕上げ。
- 丸棒を、300mmと150mmに切断。切断部はやすり掛け。
- 底板と上板は、コースレッドでビス止め
- 中間板部分は、木ダボを貫通させて、木工用ボンドをつけて、上下の丸棒を接続
- ペットボトルの蓋に、コックをねじ込む穴を穴あけ。最終的にφ4.8。
- Oリングを挟んで、コックを6の穴にねじ込み。もともとコックのねじ部は、エアー用チューブにねじ込んで使うためのもので、特殊なねじらしく、合うボルトは普通には売っていないようだ。ペットボトルの蓋は適度に柔らかくて厚さもあるので、様子を見ながら穴径を調整すると、うまくねじ込む事ができた。
水をいれたペットボトルを、上部の穴に入れて保持。ポットと豆を下部にセット。ペットボトルの底には空気が入るように小さな穴をあけてあり、水を入れるときは指で押さえてキャップ側から入れる。
滴下の様子。コックをひねって微妙に調整。2~3秒/滴ぐらい。
滴下の様子。コックをひねって微妙に調整。2~3秒/滴ぐらい。
感想
思っていたよりもきれいなものができた。
寝る前にセットすると、翌朝できている。コックのひねり方次第で、4時間から10時間ぐらい。
味もなかなかよかった。苦みがなくすっきりなめらかな感じ。普段からコーヒーを飲んでいる妻も絶賛してくれた。
なお、販売されている水出しウォータードリッパーは、豆をいれる容器が、円筒形で底にメッシュが入った形になっている。 そのほうがおいしくなるのかなぁ…。気が向いたら検討する。
寝る前にセットすると、翌朝できている。コックのひねり方次第で、4時間から10時間ぐらい。
味もなかなかよかった。苦みがなくすっきりなめらかな感じ。普段からコーヒーを飲んでいる妻も絶賛してくれた。
なお、販売されている水出しウォータードリッパーは、豆をいれる容器が、円筒形で底にメッシュが入った形になっている。 そのほうがおいしくなるのかなぁ…。気が向いたら検討する。
余談
ところで、このブログを書くときに検索していて、
水出しコーヒー抽出櫓(やぐら)=ウォータードリッパーを自作して一晩かけて美味しいコーヒー淹れてみよう
というページを見つけた。あまりにもそっくり。金魚エアー用コックのところまでは別のページでで検索していたが、残りは本当に自分で考えたのだが、あまりにも似ていてびっくりした。
さらに、市販品でも、
iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー 440ml K8644-CL
というのを見つけた。1,436円。あれ?安い。今回購入した材料は800円程度だが、もともと持っていたポットやドリッパーを入れると、これ買ったほうが安いかも。でもどうやらこれは、小さな穴からポタポタと滴下するものなので、滴下速度は調整できないみたい。ということで、いいことにする。
水出しコーヒー抽出櫓(やぐら)=ウォータードリッパーを自作して一晩かけて美味しいコーヒー淹れてみよう
というページを見つけた。あまりにもそっくり。金魚エアー用コックのところまでは別のページでで検索していたが、残りは本当に自分で考えたのだが、あまりにも似ていてびっくりした。
さらに、市販品でも、
iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー 440ml K8644-CL
というのを見つけた。1,436円。あれ?安い。今回購入した材料は800円程度だが、もともと持っていたポットやドリッパーを入れると、これ買ったほうが安いかも。でもどうやらこれは、小さな穴からポタポタと滴下するものなので、滴下速度は調整できないみたい。ということで、いいことにする。
何処惹塵埃
返信削除管理人さま
突然の書き込み、失礼致します。
私、学習研究社発刊のDIY専門誌『ドゥーパ!』を編集している設楽と申します。
この度、ご相談がございまして、コメント致しました。
弊誌は手作りをテーマにしたライフスタイル誌でして、今年で創刊21周年を迎えました。
そんな編集部では現在2019年3月8日発売予定のドゥーパ!129号を製作中です。
その誌面の中で「となりのエジソン」というユニークな手作り作品を取り上げる連載ページがございます。このページでぜひ、管理人さまの作った「水出しコーヒー器」を紹介させて頂きたく存じます。つきましては取材にご協力頂けないでしょうか。
もし「取材OK」「もう少し話を聞きたい」ということであれば、ぜひ下記のメールアドレスまでご連絡ください。取材詳細をお伝えできればと存じます。
突然のお願いで恐縮ですが、ご検討よろしくお願い致します。
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ドゥーパ!編集部 設楽敦(シダラ アツシ)
〒135-0021 東京都江東区白河3‐18‐11
Tel 03-6458-5596 Fax 03-6458-5597
Mail shidara@camp-18.com
URL http://dopa.jp/
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