ロボットクリーナーRBC-28

2013-01-08

家電

正月の帰省中に、ドンキホーテでロボットクリーナーが980円で売られていたので購入した(購入したのは1/3)。
数年から10年ぐらい前に、テレビショッピングでよく放送されていて、欲しいなぁと思っていたタイプだ。価格.comで見ても、2,000円ぐらいはするようだ。
ちなみに、ロボットクリーナーと言っても、ルンバとは似ても似つかない。iRobot社は軍事ロボットの会社なので、どうも買いたくない。そもそも値段も機能もぜんぜん違うので比べるようなものではないが。




仕組みは実に簡単だ。最後の写真のボール状の物が本体で、電源を入れると重心が偏芯した内側が外側に対して回転する。また外側の外周に一本ゴム状の部分がある。それをかごの中に入れると、重心が常に下に来た状態で外側が回り、ゴムの部分が接地し、かごを引きずり(押し)ながら転がっていく。すると下面につけたドーナツ型のクイックルワイパー類似品がゴミを吸着していく。適当に転がって行って何かにぶつかると、衝撃でかごに対してボールの向きが適当に変わり、方向転換する。写真の下面は、しばらく動かしてホコリが付いた状態のもの。なおシートはマジックテープで取り付けるようになっている。速度は歩く程度だ。
また、かごの周囲の部分は、やわらかいネット状になっている。テレビショッピングで見ていたものは硬いものだったと思う(調べると別メーカーの硬いタイプもあるのでそうだろう)。やわらかいメリットは、ぶつかっても家具に傷をつける心配がない、部屋の隅も拭ける(パッケージの写真参照)など。デメリットは、押さえが利いていない、シートがめくれてしまうことがある(1回だけ)など。どちらがいいかはよくわからない。
動かしてみると、ずーっと見入ってしまう面白さだ。掃除能力は別にして、おもちゃとして十分楽しい。障害物がなくても、比較的まっすぐ進んだり、曲率を持って進んだりする。外周のゴムの部分が球状のプラスチック部分より少し凸しているので、適度に傾いたりするのだろう。それと、籠のあたっている部分とか床の微妙な凹凸、摩擦の差などでランダムな進み方をすると思われる。また、予想に反して、今のところスタックしたことがない。床に衣服やスーパーの買い物や新聞を置いたりしてみた(普段から落ちているわけではない?)が、スタックしない。推進力がゴムの摩擦程度なので、乗りあがっていくような力がないからだろうか。キッチン部分へ突入した時は、床の汚れにぶつかって方向転換していた。
掃除能力も、ほっとけばある程度ほこりは取ってくれるので、十分価値はある。ときどき方向転換の時にホコリを残していくこともあるけど。
ちょっと難点を挙げると、充電は動かなくなるまで使用してから行うことという注記があるのだが(電池のメモリー効果対策だろう)、充電状態がわかる表示がないため、タイマーで止まったのか、電池を使いきって止まったのかがわからない。念のため、充電前には動かしてみて、ちょっとしたら止まることを確認してから行っている。後、途中で止めようと思って捕まえても、電源ボタンの部分はクルクル回っているので押せない。無理に止めて押すのだが、ちょっとよくない気がする。

いずれにしても、コストパフォーマンス十分な面白さだった。
でも、頭ないからロボットと呼んでいいのかどうかは疑問だ。

ロボットクリーナーRBC-28 2に続く。