Canonインクジェットプリンター(MP990)ヘッド洗浄

2018-11-24

家電 分解

Canonインクジェットプリンター(MP990)のヘッド洗浄を行った。

参考情報
  1. キヤノン プリントヘッドの 分解・構造・洗浄方法
    事後に見つけたものだが、非常に詳しく情報が集められている
プリンターの黒がでなくなった。MP990のインクタンクは全6個あり、黒は、他のカラーと同じ染料インクと、黒だけの顔料インク(PGBK)の2種類がある。ノズルチェックパターン印刷で確認すると、でなくなっているのは、顔料インクの方。年賀状を控えたこの時期、もしだめなら購入を考えないといけないので、早めに対処する必要がある。
検索してみると、対策は2種類あった。
  1. ヘッド洗浄
  2. 染料インクを使うようにする
    これは、1のような対策が不可だったときの回避策。直接インクを指定する手段はないが、紙の種類を写真用紙のようなきれいなもの(試していないので、正確には不明)にすると、染料インクが使われるらしい。
今回はまっとうに1を試してみることにした。
水洗い、洗剤、アルコール、ヘッド用洗浄液等いろいろあるみたいだが、一番安全そうな水洗いを試すことにした。なお少なくとも染料インクは水性だからいいと思うが、今回問題の顔料のほうは水性かどうかは不明なので本当に安全なのかは…。

以下の手順で実施
  1. 全色インク取り外し
  2. ヘッド取り外し
    インク取り外し後、ヘッド部分にロックレバーがついている。普通外すことはない部分と思われるが、レバーを緩めると、簡単に取り外すことができた。
    以下は取り外したヘッドの写真。さらに分解する方もいるようだが、これ以上の分解は実施せず。なお、吐出側は小さい穴が無数に空いているはずなので、硬い物にぶつけたりすると簡単に壊れそうな気がする。今回は、キッチンペーパーの上に置いた。インクついてるから汚れるし。
  3. ぬるま湯につけ置き洗い
    食品トレイにレンジで温めたぬるま湯を入れ、そこにヘッドの吐出側がつかるように置く。ただし、基板の端子部分は濡れないように注意した。ちょっと揺するとどんどん水が濁ってくる。またインクタンク(上)側からも、ぬるま湯を注いでみる。こちら側にも、色が出てくる。数回水の取り換えと注ぎを実施し、あまり色がでなくなたところで、しばらく放置。数十分だったか一晩だったかは(これを書いている今は)忘れた。写真の撮影時間からすると30分だが、撮影後もうちょっとつけていたかもしれない。なんとなく中が乾いてしまうのもまずいような気がしたので、あまり長くは置かなかった気がする。
  4. 拭き取り、乾燥
    キッチンペーパーで拭いた後、ドライヤーで基板付近を乾かした。後者は気持ちの問題だが、基板が濡れたまま通電はまずいと思われるので。
    以下は、洗浄後の写真。見た目きれいになっている。
  5. ヘッド、インク取り付け
    2,1の逆の作業
  6. ヘッドクリーニング
    7が問題なくなるまで、何回か実施
  7. ノズルチェックパターン印刷で確認
印刷もして確認。よくなった。よかったよかった。

12/M頃追記
肝心の年賀状を印刷しようとしたら、まただめになっていた。これはダメかと思いつつ、再度洗浄を実施。ノズルチェックパターン印刷でよくなったので、年賀状を印刷。問題なく印刷できた。

1/5追記
出してなかったけど届いた年賀状を印刷。問題なし。初回洗浄時は、洗浄後確認印刷をしただけだったので、あまりインクを使用していない。年賀状印刷で多くのインクを通し、中がインクできれいに入れ替わったのがよかったのかも。

上記ヘッドとは別に、葉書の紙詰まりが多発する。これは昨年の年賀状印刷時から。紙送りローラー清掃モードというのがあることを見つけたので実施してみたが、ちょっとだけ改善したかどうかというところ。次の年賀状までには、購入かなぁ…。