ドラム式洗濯乾燥機(AWD-AQ150)の乾燥が不十分になったので、掃除してみた 2

2019-01-03

家電 分解

ドラム式洗濯乾燥機(AWD-AQ150)の乾燥が不十分になったので、掃除してみた 1 の続き

昨日、パイプ用のブラシで掃除したのだが、USBファイバースコープで見た奥のほうにあった大量の埃が気になり、分解してみることにした。

参考情報
  1. 【ドラム式洗濯乾燥機】 乾かない!パナソニックのドラム式洗濯乾燥機のフィルター奥を 自分で掃除して直しました。
    普通に掃除したが、我慢できなくなって分解。私の気分もこの方と同じ。
  2. Panasonic。ピックアップツールで掃除後、残りが我慢できずに分解して掃除。ごっそり埃が出てきている。
  3. ドラム式洗濯乾燥機 乾燥フィルタの奥はゴミの山だった!分解掃除の方法を解説。 ドラム内の黒カビ対策もしっかりと
    日立。分解して掃除。やはりごっそりと埃が。
  4. 洗濯機の分解清掃
    SANYO。同じではないが、同じSANYOの似た形の物を分解。ただ分解のアクセスは記載がなく、どうも裏面からかなり開けているように見える。裏からの作業は、洗濯乾燥機の置き場所の関係でかなり大変なので、あまり参考にはせず。
  5. ドラム式洗濯機が臭うので分解清掃してみた。中がドエライことになってました…。
    日立。
上記のように分解された方はたくさんいるが、同じ機種の情報はなかったので、適当にやってみることにした。

まずは、電源、アース、水道ホース、風呂水のホースを外す。

前側のパネルがパッチンどめみたいだ。ドライバーでこじって外していったが、なんか外れない。なんでかなぁと思いつつもっとガシガシやっていると…。ねじ止めの部分を引きちぎってしまったようだ。一か所パッチン爪も飛ばしてしまったし…。ここ、後から外すところだったのね。というか、外す必要はなかったみたいだが。まぁしかたがない。

じゃあ、次は上側全体を覆うカバーかな。
側面両側ににビス隠しの四角いシールが貼ってあるので剥がして、その下側のビスを外す。
上面後ろ側の一段下がったところの両サイドにビスがあるので外す。
これで外れるかと思ったら、どうも後ろのほうが固定されているみたい。手で探ると裏面にビスが4箇所ありそう。後ろにある持ち手の凹み2か所の両サイドに計4か所。
壁が迫っていてドライバーが入らないので、しかたなく全体を引き出して、短めのドライバーで外した。落とさないように注意。配置にもよるとは思うが、裏なので取りにくい。
これで上カバーが外れた。
右側の白い部分が、空気の流路の部品。ここをあけると埃の塊部分が露出するかと思ってビスを外したが、見えている部分だけでは外れず、手前の板金部品を外す必要がありそうだった。これは強度を保つためについていそうだし、他の部品も固定されている。構造部品を外すのは抵抗があるので断念した。なお、流路はフィルター部分で下からきて上側に行く(埃があるのも下側の方な)ので、白い部分の蓋だけ外しても(外れなかったが隙間からのぞいた)、肝心の部分はみえなかった。
ところで、写真右手前の側面に固定しているビスの手前側がついていない…。欠品?それとも設計時にはつけたけど、現物で不要だったからやめた?

ここであきらめかけたのだが、裏の方をのぞいていると、白い部品から下方向につながった、黒い蛇腹状のゴム部品を見つけた。これ、昨日カメラで見ていた時にあった部品だ。
写真上側が、前述の白い部品。写真下側が、昨日のカメラでごっそり埃があった部分と思われる。なお、写真は下側のクリップを緩めて外した後。
クリップをつまむと簡単に外れそうだったので、外してみた。写真では簡単にアクセスできそうだが、裏側だし、障害になる板金部品等もあり、脚立を置いて、上から覗き込むようにしながら手を突っ込んで作業。
中に結構埃が。昨日ある程度とったのはこの付近と思われる。洗おうかと思ったが、手で取り除く程度にした。

ゴムを外した下側を覗いたのが、この下の写真。
埃の塊が結構流路を塞いでいる。手を入れて、出来る限り取り除いた。ここまで取ったものは乾いていたが、ここのはちょっと湿ってる。生乾きの原因になるかも。というよりこれが乾いていないということは、この上流の衣類も生乾きということかも。まだ奥に感触があったのだが、どうしても取れず断念。

取った埃。それなりの量。これだけ取れば、乾燥の仕方に差がでるかも。

組立。白い部品のビス、蛇腹ゴム、手前のパネル(一部破壊したもの)、上カバーの順に取り付け。手前パネルと白い部品は本来外す必要がなかったもの。次回は外さなくてよい。上カバーは手前側の爪を手前のパネルに引っ掛けてから後ろを下げて行ってはめる。後ろ側がなかなか収まらなかったが、持ち手部分の手前が内側に入るようになっており、手前に押しながら下げると、うまく嵌った。手前パネルは前述のように爪やビス止め部を破壊してしまったが、組み立てるとそれほど問題はなさそうだった。

最後に、USBファイバースコープで中を確認。
まだまだ残っているが、流路を妨げるような大きなものはなくなったようだ。

洗濯乾燥して確認したが、とりあえずはよく乾いている。まぁもうちょっと回数を試さないとなんとも言えないが…。

2020.03.14追記
ドラム式洗濯乾燥機(AWD-AQ150)の乾燥が不十分になったので、掃除してみた 3