「コマンドウィンドウをここで開く」を復活させる

2018-10-05

Windows

Windows 10 でいつの頃からか(Creaters Updateかららしい)、エクスプローラ上でフォルダをShift+右クリックしたときに、「PowerShell ウィンドウをここに開く」がでるようになり、「コマンドウィンドウをここで開く」がでなくなった。PowerShellは便利なのだろうが、MS-DOS育ちの私は、コマンドウィンドウのほうがすぐに使えて楽。私の場合、コマンドはたまに使うが、それほど頻繁に使うものではない。そのためにPowerShellを覚えるのも大変なので、対策を行った。

参考情報
  1. [Shift]+右クリックメニューに「コマンドウィンドウをここで開く」を復活させる方法
  2. 【Tips】Windows 10で選択したフォルダからコマンドプロンプトを開く方法
  3. [Windows 10]「コマンド ウィンドウをここで開く」を復元する方法
  4. レジストリを編集してWindows7を最適化する
基本的に、参考情報に記載されている通りなのだが、微妙に内容を合成する必要があったので、まとめておく。

一番簡単な方法(参考情報2参照)
エクスプローラのロケーションバー(パスが書かれているところ)で、"cmd"と打つ。
何も設定しなくてもよい。

レジストリを編集する方法
Shift+右クリックで出すためには、レジストリを編集するしかないらしい。regeditを起動して、以下の設定を行う。 Shift+右クリックの対象となるのは、デスクトップ、フォルダ、ドライブの3つ。 それぞれに対応するキーがあり、同じ値を設定する

キー
対象キー
デスクトップHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shell\cmd
フォルダHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell\cmd
ドライブHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive\shell\cmd
それぞれキー(およびその上位のキー)が存在しない場合は作成する。私の場合、もともと存在したキーは以下の階層までだったので、それぞれ2,3階層キーを作成した
対象キー
デスクトップHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\
フォルダHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\
ドライブHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\


セットする場合
名前種類データ
HideBasedOnVelocityIdDWORD(32ビット)値(D)0x00000000(16進数)
ShowBasedOnVelocityIdDWORD(32ビット)値(D)0x00639bc8(16進数)

リセット(非表示に)する場合(作ったものを消してもいいのだろうと思う)
名前種類データ
HideBasedOnVelocityIdDWORD(32ビット)値(D)0x00639bc8(16進数)
ShowBasedOnVelocityIdDWORD(32ビット)値(D)0x00000000(16進数)

regファイルを作る方法
上記をregeditで手動で設定してもよいが、regファイルを作って一括で設定することもできる。
以下の内容を適当な名前.regとして保存し(もしかしたら文字コードの指定とかあるかも)、ダブルクリックすれば、自動で設定される。
作成したファイルも添付しておきます(参考情報2のファイルをアレンジ)
win10CmdHere.zip(リンクを開いて、右上のアイコンでダウンロード)

セットする場合(win10CmdHere_set.reg)
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00000000
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8

リセットする場合(win10CmdHere_reset.reg)
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00000000

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00000000

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive\shell]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Drive\shell\cmd]
"HideBasedOnVelocityId"=dword:00639bc8
"ShowBasedOnVelocityId"=dword:00000000

以下は、参考情報から上記を導いたいきさつ。ご参考まで。
参考情報1
よくまとまっているし、作業の詳細がわかる。ただ、フォルダについての説明の内容が、デスクトップの設定になっている。これに気づかなくて、何度も設定してみたり再起動してみたりを繰り返した。あきらめかけたが、以下の情報を見て、上記内容にたどり着いた。
参考情報2
ロケーションバーで"cmd"と打つ方法の記載およびregファイルの方法、作成済みファイルのリンクがある。ただ、regファイルの方は、参考情報1の内容をもとに作ってあるので、フォルダには設定されない内容となっている。
参考情報3
HKEY_CLASSES_ROOT(HKCR)で設定する方法。このキーは私が通常使用しているユーザー(一般ユーザー権限)ではアクセス権がなく設定できなかった。参考情報1にも、HKCRは設定できないので、HKEY_CURRENT_USER(HKCU)で設定する旨が書かれている。
ただ、この記事にはデスクトップとフォルダの設定が記載されている。この内容を見比べて、参考情報1の記載がフォルダではなくデスクトップであることがわかった。
参考情報4
Windows 7を対象にレジストリ設定のいろいろな事が書かれている。そういえば、7の頃はShift+右クリックのコマンドウィンドウはなかった気がする。当時は、sysinternalsというツールを入れていた。
これも参考情報3同様、HKCRの説明だが、デスクトップ、フォルダ、ドライブの全てについて記載されている。

以外と苦労したが、何とか設定することができた。