エアコン取付DIY-1(背景、材料、レンタル機材、費用、機種等)
金曜日だが都合で休みだったので、配管以降の作業を行った。レンタル機材は、午前着で指定してある。3泊4日のレンタルなので、金土日の三連休の間に作業を終わらせて、月曜発送なら十分時間はあるだろう。
購入した材料は下記写真。内訳は、DIY-1参照のこと。
レンタルした工具は下記写真。内訳は、DIY-1参照のこと。
今回は、フレア加工(銅管の接続部の形状をラッパ状にする加工。専用工具がある)済み配管を使う事にしたので、カットもフレア加工も不要。DIYでやるときの難しい部分の1つだと思うが、今回は回避した。ただ、レンタルした工具についていた手順書を見る限り、丁寧に作業すればできそうに思う。
配管を通すところは以下のような場所。
室内側全体 |
点検口から室内側配管穴 |
室外機置場(出窓の下) |
隠蔽配管と呼ばれるものらしい。と言っても点検口があって隠蔽はされてないんだけど。ネットで調べると、標準工事費に+10,000円ぐらいかかるようだ。難しいところはなさそうだけどなぁ…。
以下作業の説明。作業の順番が整然としていないところはありますが、やったまま(写真の順番のまま)記載します。
室内機を設置。配管を穴の方に曲げた。その前に鉛筆で中心線は書いておいた。
配管をある程度伸ばし、室内側の穴から点検口の横の壁内を通して室外側の穴へ通した。
架台を取り付け。位置決めは適当なので、できるだけ真っ直ぐになるように。ねじは手元にあったタッピンネジを使った。
室外機底部にドレインパイプ(排水口)取付。室外機に同梱と書いてあったが見つからなくてしばらく探したが、側面カバーの中にあった。もう少し大型だと、水抜き穴をブッシュで塞ぐ作業が必要らしいが、この機種では不要。
ここでDIY-1に書いた将来もう一台室外機を設置する場合のスペースを確認。出窓の右端に寄せて室外機を置いた時のイメージとスペースを確認。
カバーの凸込みだと10cmずつの隙間は足りないが、なんとか邪魔にならずに置けそうだ。
室内側の長さ合わせ。穴と接続部が近いので、ちょうどいいところで曲げて整形。
据付説明書には、接続部の30cmは曲げるなと書いてある。室内機の位置を決める時から気にはなっていたが、配置上仕方がない。室内機をもっと左に寄せればいいのだろうけど、真ん中に置きたかった。ここも将来もう一台分の配管を通したい思いがあるので、穴の端に寄せられるように考えて整形した。
壁の中も長さを調整することを考えて整形。それに合わせて、上記接続部付近の曲げも再調整。穴から余裕がないので作業しにくかったが、少し引き出したりしながら作業した。
室外機側の長さをだいたい合わせた状態で、接続部の曲げを整形。外に出る部分はテープで保護した方がいいようなので、テープ巻き。一緒に巻くために、VVFケーブルも配線。
これも取付済みの我が家の物と、他の部屋の物を観察して回って巻き方を考えた。断熱材は、2本がひっついていたので、接続に支障がなさそうなところまで剥がしておく。手で引っ張れば簡単に剥がせる。また断熱材は、できるだけ露出が少ない方がいいだろうと思い、ナットのギリギリまで来るようにずらしておいた。テープは非粘着なので、巻き始めは何周か巻いてスタートし、巻き終わりをビニールテープで止めた。粘着テープもあるが、皺になってかなり作業しにくいと思われる。細い方の途中からVVFを添わして一緒に巻き込んで、太い方と剥がした付近まで巻いてテープ止め。次に太い方を巻いていき、途中から細い方も一緒に巻き込み、配管穴付近の作業できるところまで巻いた。最終的に巻き終わりが室内(壁内)に来るように、少し引き出しておいて作業した。VVFケーブルは少し長めにしておいて、接続時にカットして長さを合わせる事にした。配管を接続してしまうと、化粧カバーの下側(壁に固定する側)が止めにくそうなので、ここで付けることにした。まず収まりのイメージ確認のためにドレインホースを接続。
ちょっと話が飛ぶが、ドレインホースには冷たい水が流れるので、室内を通す部分は断熱しておかないと結露するそうだ。設置済みのエアコンの室内配管を確認したところ、発泡シートで巻いてあったので、同じようにする事とし、手元にあったシートを巻いた。断熱がいることは購入後に知ったのだが、断熱材付きのドレインホースもあるので、その方がいいだろう。例によってマンションの他の部屋も見て回ったが、断熱ドレインホースが使われていたのは一か所だけだったので、シート巻きでいいことにした。壁の中はこんな感じ。
化粧カバーの下側の取り付けは写真を撮り忘れたようだ。石膏ボードへの設置なので、アンカー(ねじ込み式を使った)を打ってから固定。一部はずれ止めだけなので、軽めに直にねじ止めした所もある。配管してしまってからでは取付作業がしにくそうだが、逆についていると接続作業や特に断熱材巻きの作業がしにくかった。どっちが正解なのだろう…。アンカーだけ打っておくのがいいかも。なお、カバーのカット(長さ合わせ)は、プラスチックカッターと普通のカッターと鋏を使って行った。傷をつけておいて、鋏で切っていく。鋏は園芸用のちょっとごついものを使った。専用の工具もあるが、頑張れば上記程度の工具でできた。
次は、フレア接続。エアコン取付作業の肝の一つだろう。うまくできていないと冷媒が漏れたり、フレア部やナットが割れたり(結局冷媒が漏れる)するらしい。
ドレインホースは邪魔なので、いったん外してから作業した。また、両側とも保護キャップがついているので外す。
写真は撮り忘れたが、エアコン側は円錐面の外側、配管側は円錐面の内側を合わせてねじで締める構造になっている。
ここで、フレア内面にナイログ(冷媒漏れ防止剤)を塗布した(一滴分ぐらい)。
ナイログの使用には賛否あるようだが、せっかくレンタルについてきたので使うことにした。水飴状のもので、冷媒に混ざっても問題なく、長期にわたって乾かないというものだそうだ。ちょっとぐらいフレアに傷がついていても漏れないらしい(検索してみてください)。ナイログ使用のリスクは、ねじが滑りやすくなって閉め過ぎになり、フレアやナットが割れる事らしいので、円錐面の外側には塗らない方がいいようだ。
接続の肝は、両方の円錐面ぴったり密着させることだろう。1回だけ作業してみての感想(とネットで読んだ事)なので間違えているかもしれないが、自分なりの要点は以下。
- 接続が真っ直ぐ無理がかからないように整形しておく。今回は近くで曲げているので気を使った。
- ネジは軽く回って閉まることを確認。整形がずれていると変に力が要る感じがあった
- (レンチを使う前に)少しゆすりながら手締めでできるだけしっかり締める
つまり、円錐面がうまく密着していない状態でレンチで力業で締めてしまわないようにするということ。
次にトルクレンチで既定のトルクで締める。本体側のパイプの先端のナット形状部をモンキーレンチで保持し、フレア側のナットをトルクレンチで締める。
トルクレンチは写真のようなもの。矢印の方向に締めていくと、規定のトルクに達した所でカチッと音がする(してちょっと回る)。念のため2,3回音を確認するようにとの事。トルクは記載されている。2分用が18Nm、3分用が38Nm。据付説明書には、それぞれ14~18Nm、34~42Nmと記載されているので、上限側に近い範囲内。これ実は相当固い。私の力では全力で締める感じ。力を入れていってもなかなか音がしないので、本当に大丈夫か疑ったぐらいだった。ざっと計算すると、38Nm = 388kgf・cm。25cmが力点だとすると、15.5kgf。そりゃ確かに結構な力だ。事前に手で両側をもって回して音を確認しようとしたが、びくともしなかった。力をかけた感覚としては、きっちり密着させるというより、ある程度つぶして密着させているのではないかと思った。ちょっと曲がったけど、無事(なはず)接続。割れてないか外して確認してみたかったが、何度も締めるのはまずい気がしたのでやらなかった。内側(本体についている)の断熱材を閉じてテープでまく。パイプ側の断熱材が重なる場合は、ちょうどいい位置で切っておく。今回は寄せるぐらいで重ならなかった。
据付説明書を再度見てみたら、断熱材の端もテープで巻いて隙間を閉じるような絵がかいてあるが、これは写真の通りで次の作業をしてしまった。
さらに上から付属の断熱材を巻く。
曲がった状態でしかも穴の中に入っていく状態で巻いたので、作業はしにくいし隙間も空き気味。真っ直ぐな状態で巻いてから曲げる方がいいのだろうけど、今回の条件では多分無理だったので仕方がない。ここ、どの程度ぴっちり閉める必要があるのかは不明…。一応できる範囲でテープを巻いて頑張った。
室外機側を接続
室外機側を接続
まず、壁の中で配線をくねらせて(S字状)、室外側の長さを合わせた。
両方の管用の袋ナット(ねじ付きのキャップ)を外す。外すだけだが結構固かった。室内機とは違って、ナットと同軸のナット形状部がないが、直角方向に出ているナットをモンキーではさんで力を受けながら、回せばいいようだ。そのように受けれることに気づかなかったので、金具に力をかけつつ外してしまった。
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