エアコン取付DIY-2(室内機取付)

2021-03-14

DIY 家電

エアコン取付DIY-1(背景、費用、機種等) の続き


参考情報

  1. ルームエアコン(RAS-AJ22K)取扱説明書

本体についてくる、据付説明書に従って作業していく。ネットでもダウンロードできるので、購入前に読んで、自分でも取り付け可能であろう事を確認していた。もしDIYで取り付けようと思う方がいたら、自分の購入するものの据付説明書を事前に読むことをお勧めします。なお、自己責任で。


まずは、室内機を取り付ける。

  1. 室内機事前準備
    据付手順書では据付板取付の次に書かれているが、先に気になったのでこの作業をした。
    1. フロントパネル、下カバー取り外し
      説明書に書いてある通りに作業。
    2. (ドレインホース、ドレインキャップ付け替え)
      今回は右だしなので、不要。左から出すときは、付け替えるらしい。
    3. 下カバーブッシュ部の切断
      今回は、右横引き(右横に引き出すこと。他に、後直引き、右下引き、各左の6種類の出し方がある)なので、右下カバーの横の部分をカッターで切り取る。切る部分は薄くはなっているが、結構固い。勢いあまって、残る方に少し傷をつけてしまった。



    4. 配管整形
      元々配管は、室内機の正面から見て右側の後ろで、本体から下向きに出た後、左の方に曲げて収められている。左引きの場合は、そのままでいいようが、右横引きの場合は、180度反転させる必要がある。据付説明書によると、まず真っ直ぐ(下方向)に伸ばして、さらに90度曲げるとの事。
      この作業が結構怖い。銅と言えば、加工硬化が強い印象がある。180度反転ぐらいで折れることはないだろうが、パイプがつぶれることはありそう。しかも断熱材に覆われているのでつぶれていないかどうか見えない。そうは言ってもエアコンでは普通に行われる作業なのだろうから大丈夫と信じて曲げていく。真っ直ぐに伸ばすところまではなんとなくできたのだが、その先は結構固くなり怖かった。元々は2本あるのが同心円状に曲がっている感じだったので、逆方向への曲げも同じようにしていたのだが、内側がつぶれそうだし、2本同時なので硬い。試行錯誤しているうちに、別に同心円ではなく、上下に配置して同Rでも問題なさそうな事に気づき、そこからは思い切って作業できた。内側に指をあてて曲げるのだが、Rが小さくなり過ぎないように、ドライバーの持ち手を当ててみたりした。けど小Rで柔らかい指と、Rは大きいけど固いドライバーの柄のどちらがいいのかは微妙。



      (ここまで3/7に作業)とにかく作業しきったのだが、つぶれてないか気になった。ファイバースコープを断熱材の間に差し込んで見てみたが全然わからなかった。どうしても気になり、結局断熱材(スポンジ)を小さく切って覗いてみた。

      問題なし。よかった。切った後は、家にあった包装用の緩衝材で包んでおいた。

  2. 据付板取付
    1. 取り付け位置決定
      小さな部屋だし、電源や穴の位置からほぼ取り付ける場所も決まっているので、部屋の真ん中につけることにして、採寸、取付位置に鉛筆でケガキした。
      上は最低5cm空けるとの事だが、後で掃除をしやすいように、8cmぐらい空けた。
    2. ボードアンカー下穴開け
      据付板を当てて、下穴を鉛筆でマーク。一か所すでにアンカーがついているけど、こんな感じ。また、その場所に下地がないかどうかを、下地チェッカーで確認。傘が開くので、ある程度周りもチェックした。

      ボードアンカーのセットについていたドリル(下2つ目の写真の中央付近)を電動ドリルにセットして穴あけ。この時、石膏の粉が大量に落ちるので、事前に養生テープを張り付けて作業した(下半分だけ貼ってあって、上を開いておく)。

      周りに盛り上がった部分は、均しておいた。

    3. ボードアンカー差込
      入れるだけだけど、爪がしっかりと刺さるまで押し込む。上記で穴を均したのは、これが引っ掛かりやすいかと思ったから。

    4. ボードアンカー取付
      使用したアンカーのセット(+L字アングル)

      実はこれが苦手。今まで何回か失敗したことがある。以前観察した業者さんは専用工具を使っていたが、買うにはちょっと高い。ねじ自身で引っ張って取り付けることにした。事前に動画等でも作業をチェック。セットには専用の小さい回転止め工具(写真左下)がついているが、これが貧弱なせいでアンカーが回ってしまい失敗していたのではないかと思い、L字アングルを使ってみることにした。
      5か所取り付け後。いい感じでついた。

    5. 据付板ねじ止め
      水準器で水平を確認しながらねじ止め。

      左上の穴は横長、右上の穴は縦長になっているので、下穴が多少ずれていてもまっすぐに位置合わせできるようにという想定だと思うのだが、下の左右の穴は普通の穴だから、むしろそっちで決まってしまう。もうちょっとバカ穴になってるとかすればいいと思うのだが…。まぁ、問題なく水平についた。
    6. 室内機仮設置、位置確認
      室内機は、上側の反り返り部分に引っ掛け、下両側を パッチン止めする構造。どちらも左右方向は余裕があり、数センチぐらいは動くようになっている。ところが仮設置してみると、壁面収納の扉を開いたときに、室内機側面に干渉する事に気づいた。壁面収納を作ってるときにも気にしていたのに、すっかり忘れていた。まぁいいかとも思ったのだが、後悔したくないので、2,3cmずらすことにしたのだが…。
    7. ずらしたボードアンカー取付
      1か所は違う穴を使うと使えそうだったので、4か所にボードアンカーを取り付けた。ボードアンカーの残りが4つだったため。
      一回目は5か所ともうまくいき味を占めていたのだが、4か所中3か所がぐすぐすに。どうも、傘を開き過ぎた(閉め過ぎた)ようだ。うまくいったところは、ねじを差し込むとそこそこ奥まではいったところにねじがあるのあだが、失敗したところは結構手前(1cmぐらい差し込んだところ)にねじがある。下写真の右が成功した所、左が失敗した所。

      最初の時と何が違ったのかは不明。図に乗ったからか、近くに既存アンカーがあって干渉したか(干渉しない位は離したつもりだったけど、改めて写真を見ると近いなぁ…)、近くに穴をあけたためにボードが割れたか…。アンカー自体の在庫がなくなったのと、もう失敗したくないのとで、据付説明書に使ってはいけないと書かれているねじ込み式のアンカーを、補強として使うことにした。補強だから…。据付板にはいっぱい穴が開いているので、バランス見ながら、近いところにつけることにした。無残な感じだが、こんな状態

    8. ずらした位置での据付板ねじ止め
      ちょっと緩いアンカーも含めて、すべてねじ止め

  3. 室内機取付
    上述したように、引っ掛けて、パッチンどめするだけ。壁面収納の扉を開いて、干渉しないことを確認(ただし、配管には干渉するが、これは避けようがない)。

今日の作業はここまで。なぜまず室内機を取り付けたかというと、購入する配管の長さを確認するため。室内機を設置した状態で、室内機付属の配管から先の長さを、コンベックス(金属の巻き尺)を通してみて確認した。配管は3mでちょうどよさそう。少し余るはずだが、壁の中で少しうねらせば吸収できそうに思うので、フレア加工済みの配管を買うことにした。実際には、据付板の位置調整前にホームセンターへ材料を買いに行ってきて、位置ずらしは、その後行った。
その後火曜日にヤフオクで機材セットをレンタル。今週は金曜日に年休を取ることになっていたので、金曜午前着で送付を依頼した。