Galaxy Nexus Root Toolkit 5(ドコモROMバックアップ)

2012-03-16

Android IT Nexus

Galaxy Nexus Root Toolkit 4(Unlock)の続き

参考情報
  1. Wug's Galaxy Nexus Root Toolkit
  2. Galaxy Nexus(SC-04D)のRoot化からカスタムROM・カスタムカーネル導入、その他カスタムまでの手順まとめ。(ANDROIDLOVER.NET
  3. Galaxy Nexus(SC-04D)をCWM(ClockWorkMod) Recoveryで起動してROM全体をバックアップする方法。2のドコモROM(標準ROM)バックアップの詳細リンク。
ここまでの状態
  • boot loader Unlock済み
  • 端末接続(USBデバッグモード)
  • Galaxy Nexus Root ToolkitがAdministrator権限で起動。 (←Adminでなくてもよかった。)
自己責任でお願いします。

手順(使い方)等
  1. GALAXY NEXUS 内部ストレージ確認(事前)

  2. GUI確認
    Galaxy Nexus Root Toolkit 1(予備調査)で書いたように、BootでRecoveryをすればドコモROM(標準ROM)のバックアップができると思って、このToolkitでroot化を始めた。
    さてバックアップを始めようと思ってみると…、
    Recoveryがグレーアウトしている。Flashを選ぶと押せるようになる…。できないのか。
    ここで一旦中断したが、ふと端末をつないがないまま、Bootを選んだ状態でBootボタンを押してみた。おぉ、imgファイルを選ぶことになっているではないか。ここで、参考情報3の"recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img"を選べばいいのでは!!!。

    3/24追記:以下よくわからないまま実施して問題なかったが、本当の(と私が思っている)ところは、Galaxy Nexus Root Toolkit 8(Boot,Flash)参照。

  3. バックアップ[Toolkit失敗編]
    失敗の記載なので、成功編が見たい場合は5へ、コマンド編なら4へ。
    • 左上でGSMを選択。右上でBootを選択。(上図左の状態)
    • Bootボタンをクリック。
    ファイル選択画面で、 "recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img"を選んで開く。
    rebooting into bootloaderの後、端末ではbootloaderが立ち上がった。
    しかし、その後、magroがロードできないとのこと…。やっぱりだめなのか。

  4. バックアップ[コマンドプロンプト編](成功)
    Toolkit成功編が見たい場合は5へ。
    しかたがないので、コマンドをたたく事にした。参考情報3を見ると、必要なファイルは"fastboot.exe"と"recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img"のようだ。インストールフォルダ\dataの中に両方ともある。
    1. 端末で、電源OFFからボリュームUp/Down+電源ボタン長押しで、bootloaderを起動し、PCと接続(実際は、3でその状態になっていたので、そのまま続けた。)
    2. コマンドプロンプトを開いて、dataフォルダへcd(実際は、powertoysのopen command window hearを使用)。
    3. "fastboot boot  recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img" リターン。
      finishedと表示。

    4. 端末で、ClockworkMod Recovery v5.0.0.2が起動。
      PC上では、新しいハードウェアの検索のウィザードが立ち上がった。CWM用には別のドライバー(3個目)が必要らしい。後は端末での操作なので無視。

    5. ボリュームキーでbackup and restoreを選択後、電源キーを押す。

    6. ボリュームキーでbackupを選択(確認)後、電源キーを押す。
    7. バックアップ開始。

      boot image/recovery image/system/dataとバックアップが進行。実際は前の2つは一瞬。systemとdataは数分ずつかかった。

    8. Backup complete!と出た後、上部に選択画面。reboot system nowであることを確認して電源ボタンを押すと再起動する。
    9. バックアップファイルの確認とPCへのコピー
      PC上で内部フォルダを開く。
      内部ストレージ直下に、clockwork modフォルダができている。
      backup\日付-時間フォルダ内にバックアップができている。全部で68MB。

      うまく行った様だ。PCにコピー。

  5. バックアップ[Toolkit成功編]
    上記のように、コマンドではうまく行った。少なくともファイルに問題はないようだ。ふと、%HOMEDRIVE%が悪いのではないかと思い立った。
    Galaxy Nexus Root Toolkitを普通にインストールすると、
     C:\Program Files\%HOMEDRIVE%\Wugs_GnexRootToolkit
    にインストールされた(Galaxy Nexus Root Toolkit 2(Toolkitインストール)参照)。
    この%HOMEDRIVE%がimgファイルの選択後、うまくコマンドに渡せていないのではないだろうか。
    1. エクスプローラーで、Wugs_GnexRootToolkitをProgram Filesの下に移動。
      • 左上でGSMを選択。右上でBootを選択。
      • Bootボタンをクリック。
    2. (以下、4のコマンドプロンプト編と同じ)
      finishedと表示。

    3. 端末で、ClockworkMod Recovery v5.0.0.2が起動。
      PC上では、新しいハードウェアの検索のウィザードが立ち上がった。CWM用には別のドライバー(3個目)が必要らしい。後は端末での操作なので無視。

    4. ボリュームキーでbackup and restoreを選択後、電源キーを押す。 

    5. ボリュームキーでbackupを選択(確認)後、電源キーを押す。 


    6. boot image/recovery image/system/dataとバックアップが進行。実際は前の2つは一瞬。systemとdataは数分ずつかかった。 

    7. Backup complete!と出た後、上部に選択画面。reboot system nowであることを確認して電源ボタンを押すと再起動する。

    8. 内部ストレージ直下に、clockwork modフォルダができている。
      backup\日付-時間フォルダ内にバックアップができている。全部で68MB。

      うまく行った様だ。PCにコピー。
    9. 開いているコマンドプロンプトや新しいハードウェアの検索ウィザードを閉じる。

  6. ファイルサイズについて(どうでもいい事だけど)
    この後、何度かバックアップをしたが、素のはずなのに、data.ext4.tarのファイルサイズが微妙に異なることが分かった。端末リセット後でも。実際は、イオンSIM設定だけした後とか、初期設定後のチュートリアル(アプリキーの紹介とかアプリ長押しの紹介とかホームのフォルダの紹介。GALAXY NEXUS初期化参照)をどれだけやったかとかが違っていた。このあたりの状態がdataの差となったのだろう。もっとも素に近い状態として、初期化後「ようこそ」画面でバックアップしようとしたが、USBデバッグモードに設定するために、初期設定は終了する必要があった。下図は下記のファイルサイズ比較。
  7. 初期化後、初期設定、チュートリアルは終わった状態。 

    初期化後、初期設定、チュートリアルの前の状態。 

    初期化後、「ようこそ」画面で電源OFFし、bootloaderを立ち上げた場合。 


  8. 起動ユーザーについて
    ToolkitをPCのAdministrator権限ユーザーで起動していたが、制限ユーザーでもバックアップは取れた。PCの権限に触れるような作業ではないので当然か。PCのDriverのインストールのときは、Administratorの方が無難だろう。