Titanium Backupで「リピたん」をアプリのデータごと移行

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先日、数年ぶりにTOEICを受けることになり、スマホで勉強しようと思いついた。やっぱり単語力だよ、単語力、ということで英単語学習アプリ(無料)を探した。最初にいいと思ったものは、イヤホンをつけても音がスピーカーから出て、通勤中学習には使えなかった。もう少し探したところ、「リピたん(P-Study System α)」というのを見つけた。PC用で以前からあるソフト(P-Study System)のAndroid移植版が丁度出たところのようだった。学習結果(正答率)を覚えていて、誤答率の高いものから出題する機能がある。そのため、端末を移行(関連記事1参照)したときに一緒にデータを移行したかったのだが、どうやったらいいか分からなかった。それっぽいものとして「データベースのバックアップ」というメニューがあって書き出せるのだが、読み込み方がわからず放置していた。
たまたま「Titanium Backup ☆ root」というアプリで、アプリのデータをバックアップ出来るらしい事をみつけた。Root化が必要らしい。それもあってRoot化する事にした(関連記事2参照)。

なおTOEICの学習には、TOEIC運営団体謹製の「EnglishUpgrader」アプリおよびその元になったポッドキャストのシリーズ(1,2,3)も利用した。試験結果は…、まだでていません。

自己責任でお願いします。

手順

1. Root化。 関連記事2から始まるシリーズを参照。
2. Titanium Backupを旧・新両端末にインストール。マーケットから探してインストール。
3. 初回起動。
Titanium Backアップのアイコンをタップして起動。インストールしたらHOMEに出来ていた。


スーパーユーザーの要求の確認があるので、許可。注意書き、更新履歴を読んでOK。



提供元不明のアプリを使える設定にするよう要求があるので、設定→セキュリティで設定。



suのアクセス権が不適切なので修正→OK。「4755」→「6755」。root権限OK。


4. 旧端末のアプリデータ確認。
   
   


5. 旧端末(GALAXY S)でアプリとアプリのデータをバックアップ。
   
   
   バックアップ/リストアタブをタップ。リピたんをタップ。バックアップをタップ。アプリ一覧の右のマークが、Mマークになっている。


6. バックアップファイル確認(PCに繋いで)。
   
   
   新端末のTitaniumBackupフォルダへコピー。
   私の場合は、PC経由で行ったが、SDなりクラウドなりでもOKでしょう。


7. 新端末(GALAXY NEXUS)でリストア(復元)
   
   
   バックアップ/リストアタブをタップ。最下部にリピたんがあり、取り消し線が引かれている。Mマーク。タップ。復元をタップ。アプリ+データをタップ(もちろん。このためにやっている)
   
   
   
   インストールをタップ。完了。リストから取り消し線がなくなっている。


8. リストア(移行)後の状態確認。
   
   
   通知領域に通知。アプリ一覧にリピたん。アプリの管理のダウンロード済みにもあり。マーケットへのリンクもバックアップされているからだろう。
   なお、旧端末・新端末で、Googleアカウントは違っていたが、問題なかったようだ。設定の「アカウントと同期」に、旧端末のアカウントが登録されているという事はなかった。そのアプリがどのアカウントに紐付けられているかはどうやったら分かるのか不明。また、新端末には一度リピたんをインストールしていたかもしれない。
   データ確認。旧端末とはキャッシュ分を除いても、サイズが微妙に違うようだ。ファイルシステムの差かな？

リピたん上での確認

1. リピたん起動


2. 問題集、学習結果確認
   
   
   旧端末で追加していた問題集(単語力ウェブ辞書 初級～至難)はリストされている。
   初級の学習結果。過去の正誤が覚えられている(英語力へのつっこみはなしね)。
   問題も実行可能。
   
   ここでふと疑問に思ったことが。元々追加問題集は、/sdcard/PSSにPC上でダウンロードしたものをコピーして追加していた。しかし新端末の上記フォルダは空であった。データはどこへいったの。システムの中に覚えられてしまった？ちょっといやだなぁ。
   という事で、以下を実施。結局勘違いだったようだが。

追加問題集データはどこにあるの？アプリデータとの関係は？

1. 追加していた問題集を削除
   
   


2. /sdcard/PSSへ問題集データをコピー(旧端末から引き出して)
   
   


3. 追加問題集をインポートし確認。
   
   
   やっぱり学習結果は消えてしまった。


4. アプリの管理からキャッシュとデータを削除。
   
   
   削除後起動すると、問題集の準備中ですとでて、元から入っている2つの問題集のデータを使えるようにしていた。この段階で、データができている。つまりデータとは問題集そのものと学習結果の両方の事のようだ。そういえば、リストア後のデータは、2.11MBある。
5. 旧端末で、/sdcard/PSSから問題集データを削除して確認。
   削除後、念のため再起動し、リピたんを立ち上げたところ、問題集、学習結果とも残っていた。
6. 結論
   元々アプリデータに問題集と学習結果の両方が入っている。
   問題集のファイルはインポート後は不要。
   つまり、Titanium Backupで移行後の状態は、旧端末の状態と同じ。